「畑の肉」などとも言われる大豆。大豆イソフラボンが特に知られていますが、大豆がすぐれているのは「特定の栄養素だけが飛び抜けて多く含まれている」からではなく、「たんぱく質や食物繊維などのいろいろな栄養素がバランスよく含まれている」からだとされています。
「まるごと大豆」は、大豆をまるごと使った大豆飲料。豆乳との違いや厳選した大豆品種など「まるごと大豆」の魅力をご紹介します。
大きな違いは、その製法にあります。「まるごと大豆」は、その名の通り大豆をそのまま、まるごと使って飲料にしています。豆乳は大豆を搾り、おからと豆乳に分けてたもので、おからは取り除いてしまいます。
そのため、飲料に含まれる成分に大きな違いが出ます。
どんなに健康に良くても、おいしくなければ飲み続けることはできません。しかも大豆まるごとを使用するので、たんぱく質、食物繊維などの栄養を含み、味わいも豊かな大豆を探しました。
そしてようやく出会ったのが、自然豊かで昼夜の寒暖差が大きな土地が育んだ北海道産の音更大袖振大豆でした。
さっぱりとしながらも豊かな甘さから、和菓子や豆腐など、大豆の風味を味わうものによく利用されている音更大袖振大豆。
乾燥大豆の状態ではやや緑がかかっていますが、中身は白く美しいのも特長です。
大豆のおいしさを逃さない温度と時間を何段階にも設定して研究を重ね、味わいのバランスを探っていきます。
その結果、浅く長く、丁寧にじっくり焙煎すると、適度な香ばしさを備えた納得の味わいが出せることを発見しました。
体にうれしく、おいしい大豆飲料を開発するうえで、カゴメが最後までこだわったのは、飲みやすさでした。
「まるごと大豆」は、大豆をそのまま粉砕しています。その粉砕方法によって、飲料の口当たりやのど越しが大きく変わるため、何度も試作を繰り返して「シルクテイスト製法」を選択しました。
これは、大豆同士をぶつけ合わせて粉砕する製法です。大豆は圧をかけてすり潰すと、脂質がにじみ出てドロッとした質感になってしまいます。シルクテイスト製法なら、サラサラのまま粉砕されるため、なめらかなのど越しになりました。
「まるごと大豆」をはじめ、カゴメの紙パック商品には、ちょっとした遊び心が隠れています。
それは、あることをしたときだけに見られる秘密のメッセージ。
ヒントは「飲み終わったあと」です。
この隠しメッセージは、ご協力への感謝と、少しでもみなさまに笑顔になっていただきたいという、想いを込めて始めました。
実は、2008年にカゴメがこっそりスタートした企画ですが、今では各メーカーにも広がり、バラエティ豊かなメッセージが展開されています。
飲み終わったあとにも、ほっこりしていただけましたらうれしいです