おいしさの理由はもちろん、「旬の果物・野菜」を使っていること。
しかし、100%ジュースだからこそ、ジュースの搾りかたが味の良し悪しを決めるんです!
カゴメがこれまでの知識と経験を駆使して導き出した、それぞれの搾りかたについて、製造担当者にヒアリングしました!
製造担当者ははっきり言いました。
「“ゆるしぼり”は、カゴメのすべてのトマトジュースのなかで、一番贅沢な搾りかたなんです」
活躍するのは、トマト専用となる、通称「KS搾汁機」。そう、「KS=カゴメスペシャル」です!
上図で紹介した孔の開いた筒(メッシュ)の中でヘラのようなパドルがぐるぐる回転し、搾りやすくなるようやわらかくしたトマトを裏ごしするイメージ。
果肉を押しつぶさないので、やさしい味わいになるんです。
ゆるしぼりでは、KS搾汁機を使ったほかのトマトジュースよりも裏ごしのための回転を緩くすることで、トマトに負担をかけず、やさしく搾っています。
カゴメが機械メーカーと共同で果実の搾汁に最適なスクリーンを設計(厚み、孔のサイズ・数など)し、果実の搾汁機として活用しています。
上で紹介した、「夏しぼり」の搾汁機が横なら、こちらは縦。スクリーンは、1分間に何千回転もしています。その遠心力を使い、果汁をスクリーンから排出、搾りかすは下から排出される仕組みです。
ギナー搾汁機の魅力は、なんといっても果実をそのまま味わっているような、濃厚で混濁度が高い果汁が搾れること。
「桃しぼり」「ラ・フランスしぼり」「蜜しぼり」で楽しめる濃密な味わいや、とろけるような喉ごしは、この搾汁方法ならではなんです!
旬シリーズの中でも、「果汁なんかなさそうなのに、
なんで100%ストレートジュースができるの?」と、不思議ではありませんか?実はこちらもカゴメが3年をかけて開発した搾りかた。
にんじんのストレートジュースをいち早くつくったのは、カゴメだといわれています。
トマトやほかの果実と違い、こちらはゆっくり回転しながら、じっくりプレスしています。にんじんは熱を加えてやわらかくし、ジュースが出やすく加工しますが、その熱を最小限に抑えることが、素材本来の味わいへのこだわりです。
カゴメ独自の、長さを微妙に変えた多くの溝で、にんじんの持つ甘さやおいしさを保ったまま、ジュースが搾れるようになりました。
甘みと酸味が調和した柑橘類、でも、皮はちょっと苦い…。果皮の苦みが混ざらないように工夫されたこの方法では、なんと果実一つひとつを丁寧に搾っています。
皮がついた状態でまるごと押しつぶすのではなく、刃がついた球体のカップを上下からかぶせ、皮をむいてから果肉部分を搾っています。
苦みのある果皮を分離し、果肉を搾っているため、まるで果実をそのまま食べているような風味が楽しめるんです。
旬シリーズの搾りかた解説、いかがだったでしょうか?
「どうしたら野菜や果物の一番おいしい瞬間をジュースにできるか」
それをずっと研究し続けてきたカゴメだからこそできる、素材にあった搾りかたで、ジュースをつくっています。
さらにこの旬シリーズは、一番おいしい旬の時季に収穫したものしか使いません。
こだわりの搾りかたを駆使した、旬シリーズにしかない特別なおいしさを味わってください!